愛着のある鉄道模型を長く楽しむためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に、レールは模型の心臓部。汚れが溜まると走行音が大きくなったり、脱線しやすくなったりと、走行性能に大きく影響を与えます。
そこで気になるのが、専用のレールクリーナー。でも、意外と高価だったり、すぐに使い切ってしまったりするんですよね。そんな時に役立つのが、Nゲージレールクリーナーの代用品です。今回は、ご家庭にあるもので手軽にできるレールクリーニングの方法や、市販品で代用できるアイテムなどを詳しくご紹介します。
市販品で代用!クリーニング効果抜群のアイテム
まずここでは代用として使える可能性のあるものを紹介していますが、注意点等もあるので使用する際は自己責任でお願いします。
無水エタノール:手軽に入手できる万能クリーナー
無水エタノールは、薬局やホームセンターなどで手軽に入手できる液体です。揮発性が高く、油汚れを溶かす力が強いため、レールについた油汚れを効果的に落とすことができます。綿棒に少量つけて、レールを優しく擦り洗いすることで、汚れをスッキリ落とすことができます。
注意点
- プラスチック製のレールやパーツを傷める可能性があるため、使用前に目立たない部分で試してから全体に使用するようにしましょう。
- 揮発性が高いため、換気をよくして使用し、火気には十分注意してください。
イソプロピルアルコール:強力な除菌効果でレールを清潔に
イソプロピルアルコールは、消毒用アルコールとしても使用される液体です。油汚れだけでなく、細菌も除去できるため、レールを清潔に保つことができます。無水エタノールと同様、綿棒に少量つけて使用します。
注意点
- 無水エタノールと同様に、プラスチック製のレールやパーツを傷める可能性があるため、使用前に目立たない部分で試してから全体に使用するようにしましょう。
- 揮発性が高く、引火性があるため、換気をよくして使用し、火気には十分注意してください。
メガネクリーニングクロス:細かい汚れをしっかり落とす
メガネクリーニングクロスは、非常に細かい繊維でできているため、レールについた細かいホコリや油膜を効果的に除去することができます。乾いた状態で使用すると、静電気によってホコリを呼び寄せる可能性があるため、水で濡らしてから使用するのがおすすめです。
注意点
- クロスに付着した汚れがレールに移ってしまう可能性があるため、定期的に洗って清潔な状態を保ちましょう。
- 力を入れて擦りすぎると、レールの表面を傷つける可能性があるため、優しく拭き取るようにしましょう。
家にあるもので代用!経済的なクリーニング方法
綿棒と中性洗剤:優しく汚れを落とす
綿棒に中性洗剤を少量つけて、レールを優しく擦り洗いすることで、汚れを落とすことができます。中性洗剤は、レールを傷めることなく、汚れを効果的に落とすことができます。
注意点
- 洗剤が残っていると、走行に支障をきたす可能性があるため、水でしっかりと洗い流しましょう。
- 中性洗剤の種類によっては、プラスチック製のレールやパーツを傷める可能性があるため、使用前に目立たない部分で試してから全体に使用するようにしましょう。
歯ブラシと重曹:頑固な汚れもスッキリ
歯ブラシに重曹を少量つけて、レールを擦り洗いすることで、頑固な汚れを落とすことができます。重曹は研磨作用があるため、汚れを落とすだけでなく、レール表面の黒ずみも除去することができます。
注意点
- 重曹の粒子がレールに残り、走行に支障をきたす可能性があるため、水でしっかりと洗い流しましょう。
- 力を入れて擦りすぎると、レール表面を傷つける可能性があるため、優しく擦り洗いするようにしましょう。
ティッシュとクリーナー:手軽に使える組み合わせ
ティッシュに市販のクリーナーを少量含ませて、レールを拭き取ることで、手軽にクリーニングすることができます。クリーナーの種類によっては、除菌効果や光沢効果があるものもあります。
注意点
- クリーナーの種類によっては、プラスチック製のレールやパーツを傷める可能性があるため、使用前に目立たない部分で試してから全体に使用するようにしましょう。
- ティッシュの繊維が残ってしまうことがあるため、柔らかい布を使用するのがおすすめです。
まとめ
nゲージのレールクリーナーの代用品として、無水エタノール、イソプロピルアルコール、メガネクリーニングクロス、綿棒と中性洗剤、歯ブラシと重曹、ティッシュとクリーナーなどが挙げられます。
これらの代用品は、それぞれ特徴が異なりますし注意点もあるため、ご自身の環境や汚れの状況に合わせて使い分けてみましょう。
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